犬の「しつけ」と「トレーニング」の違いと、その線引きについて 🐾
犬との暮らしの中でよく耳にする「しつけ」と「トレーニング」。
なんとなく使っているけれど、この2つ、実は目的やアプローチがちょっと違うんです。
今回は、それぞれの違いと、線引きの考え方についてお話しします!
■ しつけってなに?🏳️
しつけとは、犬が人間社会で安心・安全に暮らすための“土台”をつくること。
一緒に生活していく上で必要な「ルール」や「マナー」を、日常の中で自然と身につけていきます。
たとえば…
- 落ち着いて過ごせる環境づくり
- ごはんやお散歩の生活リズム
- 他の人・犬・音などに慣れる社会化
- 飼い主さんと一緒にいて安心できる関係性
こんな風に、毎日の生活そのものが「しつけ」につながっています。
■ トレーニングってなに?🎓
トレーニングは、犬と人とのコミュニケーションを深める“会話”や“意思疎通”の手段を身につけること。
しつけで整った土台の上に、トレーニングで「伝える」「理解する」スキルを積み重ねていきます。
たとえば…
- トイレの場所を教える
- 「おすわり」「まて」などの合図を伝える
- 飛びつかない・吠え続けないなど、望ましい行動を覚える
- 一緒にお散歩できるように、引っ張らずに歩く
つまり、“具体的な行動を愛犬に伝わるように教えること”がトレーニングの中心です。
■ 「しつけ」と「トレーニング」の線引きって?🔍
違いを簡単にまとめると…
- しつけ:暮らしの中で自然と身につくもの。環境や日常の中で理性・自制心を育てる。
- トレーニング:行動に対して教えるもの。人との会話としてコミュニケーションを築く。
つまり…
- 「教える」ことが中心 → トレーニング
- 「暮らしの中で育てる」ことが中心 → しつけ
どちらか一方では成り立たず、しつけとトレーニングはお互いを支え合う関係。
うまくバランスをとりながら、犬との暮らしをもっと豊かにしていきたいですね♪
ご質問や「うちの子はどっちが必要?」など気になることがあれば、お気軽に聞いてくださいね!✉️